福岡県糟屋郡の他人利用盗撮事件で逮捕 刑事事件に詳しい弁護士

2018-03-22

福岡県糟屋郡の他人利用盗撮事件で逮捕 刑事事件に詳しい弁護士

Aは福岡県糟屋郡粕屋町の商業施設で勤務しており、女子トイレを盗撮するため、女性店員に小型カメラを取り付けた芳香剤を女子トイレの個室内に置くように指示した。
なお、女性店員は小型カメラが取り付けられていることは知らず、言われたとおり、芳香剤を個室トイレに置いた。
ある日、客が芳香剤のケースに小型カメラがあることに気付き、Aは福岡県迷惑防止条例違反福岡県粕屋警察署逮捕された。
(フィクションです)

~他人を利用した盗撮事件とは~

今回の事例は、A自らが小型カメラを設置したわけではありません。
そのような場合でも、Aに盗撮の罪が成立するのでしょうか。
他人の行為を利用する場合でも、①正犯意思があり、②他人の行為を道具のごとく一方的に支配・利用する関係にある場合には、盗撮の実行行為として認められると考えられます。

今回の事例ですと、Aには盗撮行為について正犯の意思があります(①)。
そして、女性店員は芳香剤に小型カメラが取り付けられていることを知らずに、個室トイレに置いているので、Aが女性店員の行為を道具のごとく一方的に支配・利用する関係にあるといえます(②)。
そのため、Aには、盗撮の実行行為が認められると考えられます。

このように他人を利用して盗撮をした場合にも、盗撮の実行行為性が認められ、犯罪が成立して刑事処罰を受ける可能性があります。
盗撮事件は、早期に対応して弁護士を介して被害者示談などの弁護活動を行うことで、不起訴処分となる可能性もあり、早期に刑事事件に詳しい弁護士に相談することが重要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所です。
盗撮事件の弁護活動実績を有する弁護士が在籍しております。
盗撮事件でご家族が逮捕されてお困りの方は、ぜひ弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
福岡県粕屋警察署への初回接見費用:37,200円

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