大阪府の盗撮事件で逮捕 職務質問と任意同行

2016-12-01

大阪府の盗撮事件で逮捕 職務質問と任意同行

Aさんは、スマートフォンを片手に歩いていたところ、パトロール中の警察官から声をかけられました。
その警察官は、大阪府警八尾警察署の警察官でした。
スマートフォンをズボンのポケットにしまったAさんは、何事もなかったように対応しました。
しかし、Aさんは、不安で仕方ありません。
なぜなら、前方を歩いていた女性を盗撮している最中に声をかけられたからです。
盗撮画像は削除しましたが、警察官は明らかにAさんの挙動を不審に思っています。
(フィクションです)

~職務質問と任意同行の共通点~

職務質問という言葉を聞いたことがあると思います。
また、任意同行という言葉も聞いたことがあると思います。
これらの共通点は、何だかわかりますか?
それは、捜査を受ける者が協力する義務を負わないということです。
逮捕状が出ている場合のように警察官らの行為に一定の強制力が与えられている場合と比較するとわかりやすいと思います。

職務質問や任意同行には、協力する義務がないということですから、嫌なら断ればいいのです。
上記の例でいうと、Aさんは、盗撮事件の犯人であることを自認していますが、そのことを警察官に言い出せない状況です。
こんな時、正直に罪を認めることも一つの選択だと思います。
しかしながら、全てのケースでそうした対応が功を奏するとは言えません。
場合によっては、警察官の横暴と解しうるケースもあるからです。

もし少しでも疑わしいところがあれば、「弁護士に確認したい」と申し出てもいいでしょう。
実際、出頭の時間を調整したうえで、弁護士と法律相談することが認められるというケースもあります。
もっとも、警察官が相当程度の疑いを持って職務質問や任意同行の要請を行っている場合は、注意が必要です。
非協力的な態度がより一層疑いを強めてしまい、逮捕につながるということもありうるからです。

あいち刑事事件総合法律事務所では、警察に出頭する前に法律相談していただけるよう、法律相談の可能時間を長くしています。
原則朝9時~夜9時まで、弁護士のスケジュール次第で臨機応変に対応いたします。
盗撮事件では、盗撮画像やその他の証拠の有無に応じて、適切な状況判断が求められます。
だからこそ、日々多くの刑事事件を処理している専門の弁護士に法律相談することに意味があります。
(大阪府警八尾警察署の初回接見費用:3万7500円)

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