名古屋の盗撮事件で逮捕 執行猶予に強い弁護士
名古屋の盗撮事件で逮捕 執行猶予に強い弁護士
名古屋市役所に勤める公務員のAさんは、市役所のトイレに侵入し、小型カメラを設置しました。
もっとも、Vさんがトイレを利用しようとしたところ小型カメラを発見したため盗撮は未遂に終わったようです。
なお、Aさんは盗撮目的で名古屋市役所に侵入したとのことで愛知県警中警察署に建造物侵入罪で逮捕されました。
(フィクションです)
※今回は、2015年2月14日付の福井新聞の記事を参考に作成しました。
~執行猶予を獲得するためには綿密な打合せが必要~
盗撮事件で起訴され、有罪判決が下された場合には、原則として刑務所に収容されたり罰金を払ったりするなどの不利益を被ることになります。
もっとも、有罪判決が下されるときに、執行猶予を獲得することができれば刑務所に収容されたり罰金を払ったりするなどの不利益を回避することができます。
そこで、起訴された場合には、刑事弁護活動の1つとして執行猶予を獲得するための弁護活動が重要になってきます。
執行猶予を獲得するためには、容疑者にとって有利な事情をを綿密に策定していく必要があります。
この事情にはどのような事情があるのか以下で一例を示します。
まず、犯罪そのものに関する情状の例として以下のものが挙げられます。
●犯行態様
・悪質ではない
・態様が稚拙
●動機
・同情すべき事情あり
・計画性が無く偶発的
・生活苦からの犯行
●結果の発生
・未遂
・被害が軽い
次に、容疑者自身に関する情状の例として以下のものが挙げられます。
●示談・被害回復
・示談あり
・被害者が許している
・被害品が返還されている
●容疑者の年齢・性格など
・若年
・性格温和
・育った環境に問題あり
●前科・前歴
・前科前歴なし
・常習性なし
●容疑者の反省
・真面目な反省あり
・自首あり
●社会的制裁
・解雇辞職あり
・違法な捜査あり
●再犯可能性
・更生の意欲あり
・就職の予定あり
・身元引受人がいる
これらの情状事情を万遍なく主張することは求められていません。
むしろ弁護士と打合せし、特に裁判官の心に響く情状はどれなのかを探り、主張していくことが大切になってきます。
しかし事件によって有利な事情の有無は様々であり、裁判官がどのような事情に反応するかも様々です。
執行猶予を獲得したい場合には、まず刑事事件に強い弁護士に相談しましょう。
愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、刑事事件・少年事件を専門として盗撮事件を含め、刑事事件・少年事件に関するあらゆる事柄に精通しております。
盗撮事件でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
なお、初回の相談は無料となっております。
また、愛知県警中警察署に逮捕されている場合、3万5500円で初回接見サービスが受けられます。