奈良県の電車で盗撮事件の弁護士 逮捕されてすぐ自白
奈良県の電車で盗撮事件の弁護士 逮捕されてすぐ自白
近鉄天理線内でCCDカメラを使い盗撮を行ったAは、天理駅到着後、駅員に現行犯逮捕され、奈良県警天理警察署へ連行された。
警察署内で証拠の採取が行われたが、Aがとっさに画像を全削除したことから証拠物を採取することはできなかった。
警察官らは、Aから自白を採るため、自白をするよう強く迫った。
警察官らの暴行に耐えかねたAは、盗撮をしたことを自白した。
違法な捜査で自白を採られたAは、刑事裁判で無罪を争うため、奈良の盗撮事件にも対応可能な評判のいい弁護士に相談することにした。
(フィクションです。)
上記の事案でAが有罪となるためには、刑事裁判において、証拠からAの犯行が基礎づけられなければなりません。
今回は、証拠をテーマにブログを書いていきたいと思います。
一口に証拠と言ってもその種類は様々ありますが、被疑者・被告人の自白は特に重要視される傾向があります。
そのため、自白を証拠とするにあたっては、法律上、様々な規制があります。
刑事訴訟法には、任意にされたのでない自白を証拠から排除するとしています(刑事訴訟法319条1項)。
その理由は、虚偽の疑いのある証拠をもとに裁判してしまうと、誤判となり冤罪を生んでしまいかねないからです。
それでは、今回のAの自白が任意性でない疑いがあるか検討してみましょう。
警察官らは、自白を迫りつつ、Aに暴行まで加え、耐えかねる程度まで追い込んでいます。
そうすると、Aの自白は任意になされたものでない疑いが濃厚ですね。
そのため、Aの自白は刑事訴訟法319条によって、証拠から排除されてしまいます。
このように、違法に自白を迫られたという方は、迷わずあいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
警察にとって、厄介な弁護士が入ることで、違法な取り調べは大幅に緩和されることでしょう。
(奈良県警天理警察署への初回接見費用:4万1700円)