東京都立川市で盗撮事件 被害感情が強い場合の弁護活動

2017-01-22

東京都立川市で盗撮事件 被害感情が強い場合の弁護活動

Aは、東京都立川市を走る地下鉄を通勤に利用していましたが、ある日、魔が差してしまい、走行中の電車内において、乗客であるVのスカート内を持っていたスマートフォンのカメラで盗撮してしまいました。
Aの盗撮行為の一部始終を見ていた別の乗客により通報され、Aは駆け付けた警察官に逮捕され、警視庁立川警察署まで連行されました。
Aは、どうにかVと示談をしたいと思い、知り合いの弁護士に示談交渉をお願いしましたが、Vの被害感情は想像以上に強く、その弁護士では交渉はまとまりそうにありませんでした。
Aの父親は、どうにか示談交渉をまとめてもらえないかと、刑事事件専門の法律事務所の弁護士に事件を相談することにしました。
(フィクションです。)

~盗撮と被害感情~

盗撮逮捕されたといったような事件の場合、なるべく被疑者に有利な形で事件を終わらせるとするならば、示談はとても重要な要素となります。
示談とは、犯罪の被害者の方と加害者の方とが話し合いにより、紛争を自主的に解決することをいいます。
示談をまとめるためには、専門家である弁護士が誠心誠意をもって真摯に交渉に臨む必要があります。

ここでは、示談をすることのメリットとデメリットを丁寧に被害者の方に説明し、理解していただくことが重要となります。
被害者の方が示談をするメリットとしては、早期に被害弁償を受けられる可能性が高いことと、被害者の方の要望を示談書の中で定められることが可能であることが挙げられます。

他方で、デメリットとしては加害者に対する処罰や量刑が少なからず軽くなるおそれがあることが挙げられます。
したがって、被害者の方の処罰感情が強い場合には、加害者を許さないという感情から、示談交渉は難航することが通常です。

しかし、示談をしたからといって、犯罪がなかったことになるわけではありません。
示談交渉に臨む弁護士は、この点を主張し、示談してもなお、加害者には刑事的な制裁のほか、社会的な制裁を受けることを説明し、粘り強く謝罪と被害弁償による示談をまとめていく活動を行います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、盗撮事件における示談交渉の弁護活動も数多く行っております。
初回無料相談初回接見サービスを通して、盗撮事件にお困りの方の疑問や不安にお答えします。
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