用語集

【ア行】

アリバイ: 被疑者(容疑者)が犯行時間に犯行現場にいなかったという証明のこと

腕時計型カメラ: 腕時計の形をした小型カメラで、動画や音声などを撮影でき、盗撮にも利用される。

冤罪(えんざい): 実際には無実、無罪であるのに、犯罪者として扱われてしまうこと

【カ行】

科料:1万円未満の金銭的罰則を科す刑罰

カモフラージュカメラ: 小型(秘匿型)カメラの通称名。インターネット上で、目覚まし時計型カメラやペン型カメラなどが販売されている。

起訴: 検察官が、特定の刑事事件の審判を裁判所に請求すること

起訴猶予: 被疑事実が明白な場合において、被疑者の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときにする処分

キーレス型カメラ: 自動車のキーレスリモコンを模した形の小型カメラで、動画や音声を撮影することができるもの。盗撮にも利用されている。

刑事事件: 刑罰法令の適用による処罰が問題となる事件

刑事裁判: 刑罰法令の適用が問題になる裁判、刑事事件の裁判のこと。

現行犯逮捕:現行犯人(現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった者)を逮捕すること

控訴: 地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所がした第1審の判決に対する不服申し立ての方法(刑事訴訟法372条)

公訴提起(起訴): 検察官が、特定の刑事事件について裁判所へ審判を請求すること

拘留(こうりゅう): 30日未満の身体拘束を行う刑罰

勾留(こうりゅう): 被疑者の逮捕に引き続き行われる身柄拘束

【サ行】

差押え: 証拠物又は没収すべき物を、強制的に取り上げて捜査機関の保管に移す処分

執行猶予: 罪の重大さや前科の有無、反省状況等の事情を考慮して、裁判所の言い渡す有罪判決において刑の執行を一定期間猶予する制度

示談: 犯罪の被害者と加害者が話し合いによって紛争を自主的に解決すること

処断刑:法定刑に法律上または裁判上の加重・減軽をする必要のある場合に、加減例を適用して裁定される刑。

上告: 高等裁判所がした第1審又は第2審の判決に対して、上告理由を主張し、最高裁判所に対してする不服申し立ての方法(刑事訴訟法405条)

正式裁判: 裁判所の公開の法廷で、裁判官による審理をうけ、判決により無罪あるいは有罪・刑罰を言い渡されるもの

接見: 被疑者・被告人と面会し、または書類若しくは物の授受をすること

接見禁止: 裁判所が、逃亡し又は罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるときに、検察官の請求により又は職権で、接見を禁じ、または授受すべき書類その他のものを検閲し、その授受を禁じ、もしくは差し押える処分(刑事訴訟法207条1項、81条本文)のこと

接見交通権: 身柄拘束されている被疑者・被告人と面会し、または書類若しくは物の授受をする権利

前科: 裁判で罰金以上の刑に処せられる有罪判決を受けたこと

宣告刑: 裁判の審理の結果、被告人に言い渡される刑

捜査: 捜査機関が,犯罪があると思料するときに,公訴提起及びその遂行のため,犯人及び証拠を発見,収集,保全する手続のこと

捜索: 証拠物又は没収すべき物等の発見を目的として行う捜査手段のこと

送致(送検): 警察官などが、犯罪の捜査をしたときに、その事件についての書類及び証拠物をとともに事件を検察官へ送ること。身柄拘束後48時間以内に行われなければならない。

即決裁判手続: 争いのない明白軽微な事案について、一定の要件のもと、簡易かつ迅速に裁判を行うことができるようにすることによって、手続きの合理化・効率化を図るための制度

【タ行】

盗撮: 撮影の対象者あるいは対象物の管理者に了解を得ることなく、ひそかに撮影すること

盗撮ハンター: 盗撮事件とは関係ない第三者等が、スマートフォンを触りながら歩いている男性等に対して、「盗撮しただろ」と脅して、違法な金銭の要求をする者

取調べ: 捜査機関が、犯人と疑われる者から直接話を聞いて犯人を確定し、事件の真相を究明するとともに、将来の裁判における有力な証拠となる供述調書を作成するために行われる捜査

【ナ行】

覗き見(のぞき見): 物陰や隙間からこっそり見ること

任意同行: 捜査機関が、捜査上必要な場合に、被疑者その他の対象者を、その同意を得て、警察署や派出所などに同行させること

【ハ行】

被疑者: ある犯罪を犯したと疑われ、捜査機関によって捜査の対象とされている者のこと

被告人: ある犯罪について、検察官により公訴の提起をされた者のこと

不起訴処分: 検察官が公訴を提起しない処分

不起訴処分告知書: 検察官へ請求に基づき、不起訴処分であることを被疑者へ告知する書面

ペン型カメラ: ペンの形をした小型カメラで、動画や音声を撮影し、盗撮にも使用される

法定刑:刑罰法令において、各罪に対応して規定されている刑

保釈: 保釈保証金の納付等を要件として、勾留の効力を残しながらその執行を停止し、被告人の身柄拘束を解く制度

【マ行】

無音アプリ: スマートフォンのカメラ撮影時の音を消したり、秘密のフォルダへ画像等を保存する機能を備えているアプリ

【ヤ行】

容疑者: 犯罪の嫌疑を受けている者のこと

【ラ行】

略式請求(略式手続): 裁判所が、検察官の請求により、刑事訴訟法に定める公判手続(正式裁判)によらないで、100万円以下の罰金又は科料の刑を科する公判前の手続

 

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