【報道解説】医師が健診中にスマホで盗撮

2022-08-06

【報道解説】医師が健診中にスマホで盗撮

企業の健康診断中に医師が起こした盗撮事件に関する刑事責任と弁護活動ついて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

【報道紹介】
令和3年11月と今年6月、甲府市内で健診中に、胸ポケットに入れたスマートフォンで20~30歳代の女性4人の下着姿を盗撮した山梨県迷惑防止条例違反盗撮)の公訴事実により、甲府地検は7月26日、30代男性医師を甲府地裁に起訴しました。
(令和4年7月28日の読売新聞オンラインより引用)

【医師による盗撮事件】
上記刑事事件は、企業の健康診断中に医師が胸ポケットに入れたスマートフォンで複数人の女性の下着姿を盗撮したという事件です。

【盗撮事件の弁護活動】
盗撮事件を起こしてしまった場合には、①被害者との示談交渉、②逮捕されている場合には、早期の身柄解放を目指す身柄解放活動、③不起訴処分の獲得を目指した弁護活動が重要です。

初犯の盗撮事件では、被害者と示談が成立すれば不起訴処分を獲得できる場合もあります。
しかし、上記刑事事件例では、健診中に医師盗撮事件を起こしており、通常の盗撮事件と比べて悪質と考えられます(医師には、診察を受ける方やその関係者のプライバシーについて、より厳しい倫理観が求められるでしょう)。
また、被害者の方も4人おられるため、不起訴処分は難しいケースであったかもしれません。

上記刑事事件は、医療従事者による診療に対する信頼を損なうものであり、社会からも厳しい目が向けられると思われます。
また、医師免許についても何らかの不利益な処分がなされる可能性があります。
このような事件を起こしてしまった場合、まずは盗撮事件に詳しい弁護士と相談し、今後の事件解決に向けてアドバイスを受けることをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件少年事件を専門とする法律事務所です。
盗撮事件に関してお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

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