愛知の盗撮事件で逮捕 示談の弁護士

2015-05-01

愛知の盗撮事件で逮捕 示談の弁護士

高校教諭Aさんは、テスト中に女子生徒のスカート内を盗撮していたとして愛知県警中村警察署逮捕されました。
同署によると、Aさんの自宅から押収されたパソコンなどには、他にも数百もの盗撮画像があったということです。
取調べに対して、Aさんは「ストレスが溜まっていたためやってしまった。申し訳ない。」などと話しています。
(フィクションです)

~加害者が示談する場合に注意すること~

盗撮事件の解決においては、被害者との示談を成立させることがとても重要です。
起訴前に示談することができれば、多くの場合、不起訴処分で事件が終了します。
そうすると、刑事裁判が開かれない以上、前科が付くことはありませんし、勾留されていてもすぐに釈放されるということになります。

ただ、注意が必要なことは、拙速に示談を進めてもかえって逆効果であるということです。
早い段階で示談が成立するに越したことはありませんが、やはり慎重に事件を完全に解決できるように万全を期した示談交渉をするべきです。
今回は、万全を期した示談交渉のポイントについてご説明したいと思います。

盗撮事件の後、被害者の方がおそれているのは、2次被害の発生です。
ですから、示談成立を目指す場合、2次被害防止策を具体的に示すことは、必須でしょう。
これによって、被害者の恐怖心や処罰感情を少しでも和らげることを目指します。

2次被害が発生する原因としては、盗撮画像の拡散や被害者との直接・間接的な接触などが挙げられます。
したがって、2次被害防止策としては、
・盗撮画像の消去
・盗撮器具の処分
・被害者が使用する交通機関などは使用しない
・弁護士などを通じて被害者とやり取りを行う
といったことなどが挙げられます。

仮に盗撮行為を反省して被害者に対して誠意ある謝罪をしたいと思っても、被害者との接触は避けてください。
直接的な接触はもちろんですが、手紙やメールなどを送る場合も弁護士を通すなど徹底すべきです。
なぜなら、文字のやり取りだけでも、被害者の恐怖心や処罰感情をあおってしまう可能性があるからです。

盗撮事件をはじめとする刑事事件の示談交渉には、豊富な経験と高度な専門知識を要します。
したがって、示談成立を目指す場合には、まず弁護士示談交渉を依頼することが基本となります。

ちなみに加害者本人が被害者情報を知りたいと思っても、警察は決して被害者の情報を教えてくれません。
ですから、盗撮事件では、弁護士を利用しなければ、被害者に対して謝罪することすらできないということも多いです。
そういった意味でも、盗撮事件ではまず弁護士に法律相談することから、事件解決への一歩を踏み出すのがベストだと言えるでしょう。

愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、万全の示談交渉によって盗撮事件の早期円満解決を目指します。
盗撮事件でお困りの方は、加害者・被害者に関わらず、ぜひ一度ご相談下さい。
なお、盗撮事件を起こし愛知県警中村警察署に逮捕されたという場合、初回接見サービスもおすすめです(初回接見費用:3万3100円)。

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