名古屋の盗撮事件で逮捕 示談に強い弁護士
名古屋の盗撮事件で逮捕 示談に強い弁護士
Aさんは、名古屋市中川区にあるビル内のエレベーターでVさんを盗撮しました。
盗撮に気づいたVさんがAさんを問い詰めたところ、自白したため現行犯逮捕しました。
後日、愛知県警察中川警察署で取調べを受けたAさんは「200回くらい盗撮した」と自供したそうです。
(フィクションです)
※今回は、2015年3月27日付の産経WESTの記事を参考に作成しました。
~盗撮事件における示談金の相場って?~
示談とは、裁判によらずに当事者の話し合いによって損害賠償責任の有無や金額、支払い方法等を合意することをいいます。
示談そのものは、当事者間において民事上の紛争を裁判外で解決するものに過ぎません。
そのため、理論的には、示談をしたからといって盗撮の加害者が刑に処せられないということはありません。
もっとも、検察官や裁判官は示談の有無を非常に重要視します。
盗撮事件を円満に解決するには示談が必要不可欠と言っても過言ではありません。
ところで、示談金は、上記の通り当事者間の話し合いによって決定します。
ですから、当事者双方が納得するのであれば、示談金を200万円や300万円などにする合意も可能です。
しかし、示談金額にもある程度の相場があります。
今回は、愛知県内で発生した盗撮事件を例に示談金額の相場をご紹介したいと思います。
愛知県内で発生した多くの盗撮事件では、愛知県迷惑防止条例が問題となります。
同条例によると、盗撮の罰金額の上限は、通常50万円です。
とすれば、愛知県内の盗撮事件の場合、この程度の金銭を支払うことで、一定の社会的制裁を受けたという評価が可能と言えます。
そして、これより高額な場合は、示談金を支払うよりも、むしろ罰金刑を受け入れた方が得策という場合も考えられます。
こうした点から、一応50万円が愛知県で発生した盗撮事件の示談金額の相場あるいは上限額と言ってよいでしょう。
示談金額は、
・加害者の行為態様
・犯行の悪質性
・情状
・被害者の年齢
・精神的負担
・被害者感情
など様々な事情を総合考慮して決定することになります。
よって、盗撮事件における示談金額の相場こそあれ、実際の盗撮事件における相当な示談金額は、各事案に応じて千差万別です。
示談金額については、必ず専門家である弁護士に話しを聞き、判断を仰ぎましょう。
示談をすることによって不起訴処分の可能性が高まり前科が付かないことは大いにあり得ます。
また不起訴処分によって加害者の社会的制裁が減少することを考えると、弁護士に示談の依頼をすることが得策でしょう。
愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所は、数多くの被害者の方と示談交渉を重ねてきました。
盗撮事件で示談をお考えの方は、一度ご相談下さい。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合、お電話からその日のうちに弁護士を派遣できる有料サービスもあります(費用:3万5000円)。