東京都小金井市の盗撮事件で逮捕 画像流出阻止の示談交渉に弁護士

2017-03-31

東京都小金井市の盗撮事件で逮捕 画像流出阻止の示談交渉に弁護士

Aさんは、東京都小金井市内の駅構内において、靴の先端部分に忍び込ませた小型カメラを利用し、前方で電車を待っていた学生であるVさんのスカート内部を盗撮しました。
Aさんは、通報により駆け付けた警察官により警視庁小金井警察署まで任意同行を求められたのでこれに応じることとし、取調べを受けることとなりました。
Aさんには数多くの余罪があり、自宅への捜索で、Aさんのパソコンからは、大量の盗撮データが発見され、Aさんは証拠隠滅や逃亡のおそれがあるとされ、逮捕勾留されることになってしまいました。
Aさんの家族が依頼した弁護士は、現在、Aさんが今後事件のあった駅に近づかないことや、盗撮画像を流出させないことを条件とした示談交渉を、Vさんと行っている最中です。
(フィクションです。)

~盗撮事件の示談交渉~

盗撮事件においても、示談交渉をまとめ上げることは、事件の早期解決のための有効な方法の一つです。
示談とは、一般的に、犯罪の被害者の方と加害者が話し合いによって紛争を自主的に解決することをいいます。
こうした示談交渉は、民事不介入という原則により、警察や検察などの捜査機関は取り次いでくれませんので、弁護士を入れて行うのが一般的です。

今回の事例では、Aさんの家族から依頼を受けた弁護士が、被害者であるVさんとの間で示談交渉を行っているところです。
そこでは、条件として画像データを流出させないことについてなどが提示されたようです。

近年では、盗撮された画像や映像が、インターネット上へ投稿されるといった二次被害をもたらすことがあります。
一度、インターネット上へ投稿され、そういった画像が映像が広まってしまうと、全てを削除することは非現実的といえます。
また、デジタルカメラ等を利用した近年の盗撮方法では、盗撮後の画像や映像は、容易にパソコンなどへコピーをすることができます。
盗撮犯が逮捕された場合、盗撮に使用したデジタルカメラなどは押収されますが、場合によってはAのように自宅にあるPCも押収されることになります。
盗撮事件示談交渉を行う場合、こうした二次被害防止の目的で、画像や映像を削除し、インターネット上にも公開しないこと等を確約することを、示談交渉の条件とすることも珍しくありません。
盗撮事件の被害者の二次被害を防止するとともに、被疑者の適切な更生をお手伝いするためには、刑事事件での示談交渉につき経験豊富な弁護士にお任せされることをお勧めします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、盗撮事件を含めた刑事事件専門の弁護士です。
盗撮事件でお困りの方、警視庁小金井警察署までの初回接見をご希望の方は、0120-631-881まで、お電話ください。

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